いつもお世話になっております。
共済貯金は、お給料から自動的に積み立ててくれる貯蓄制度なのでとても便利で、どんな浪費家でも貯めることができる最強の貯金箱です。
自治体によって上限が決まっているのかもしれませんが、上限額まではしっかり貯金したいと思う人も多いはず。
でも、よく考えてみてください。共済貯金は何に使いますか?
また、なぜ共済貯金を選ぶのですか?
ここがスムーズに答えられる人はそのまま意志を貫き通してください。
ちょっと言葉に詰まりそうな人はこれから紹介する内容を確認して、自問自答してください。
共済貯金はほとんど破綻しない高利率貯金システム
共済貯金は所属する自治体の都道府県共済職員組合が運営する貯金システムです。
それぞれの共済によってその利率は異なりますが、民間の銀行に預金するよりは確実に高利回りです。
私の知る限りでは低くみても0.7%くらいの利息がつくのですが、銀行にはできず、共済貯金にはできるのはなぜでしょうか。
それは、共済が利率を維持するために経済基盤の安定している国の長期国債を購入しているからです。
国債は国が発行するもので、決められた年数保有することで利息をもらうことができます。
国が破綻しない限り保障されるものなので、基本的には利息の取りっぱぐれはありませんし、元本は保障されます。
そして、国債は1年ものや3年もの、10年、20年ものなどもあり、保有期間が長い方が利率が高いことがほとんどです。
共済は信頼性の高い国の20年ものなどの高利率の国債を公務員の共済貯金に入る金額を使って購入するため、預金者に高い利率を支払うことができるのです。
共済貯金の2大デメリット
そんな共済貯金ですが、デメリットが2個あるのです。
それは、給料天引きからしか貯金できないことと、引き出すのに時間がかかることです。
共済貯金は給料からの天引きからしか貯金できないので一気に増やせない
今まで民間銀行に預けていたお金も預けてしまえば一気にお金持ちへの道が開けるんじゃない?という気持ちになりますが、それはできません。
共済貯金の預け入れの方法は支給される給料から天引きという形でしか行えないからです。
例外的に退職金を入金して再任用で働くということもできますが、老後の年齢になって一括で入れたところでというところですよね。
引き出しを行うのには一定の時間がかかる
私の勤めているところの共済貯金は引き出しまでにおよそ1ヶ月ほどかかります。
これも自治体ごとに異なるのかもしれませんが、引き出すのにかなり時間がかかります。
今すぐ使いたいという時にATMも窓口もないので、申請書をだして、受理、その後の振り込みのタイムラグが出ているんですよね。
早ければ3週間かかるかどうかだったと思いますが、急ぎ使いたいと思う時に引き出せないのはかなりストレスになりますね。
共済貯金を始める目的と選ぶ基準
ここまで、メリットとデメリットを紹介しましたが、共済貯金を始める上で必要なことは、目的を決めることです。
基本的に、共済貯金に入れる金額はすぐには使わない余剰資金ということは欠かせません。
だって、すぐに引き出すことができないからです。
そして、余剰資金の使い道を決めて、初めて天引きの金額が決まりますよね。
私は昔から貯金が好きだったので貯金感覚で毎月ためていましたが、投資を始めるようになってからはすぐに引き出すことのできない流動性の悪さや、もう少し利率の高い投資方法が確立されているので、そちらに使って金額を増やしたいと思うようになって、目的の金額だけをプールすることにしました。
それが子どもの教育資金です。
私は子どもの教育資金のために500万貯金
私の子どもは更新時点で小学2年生です。
中学受験をする可能性もあるので、受験勉強期間×100万円かかると言われていることや、入学金や入学後にかかるお金のことを考えると、安心できる金額は500万くらいかなと思っています。
受験先も現在は公立ですが、私立でも本人が行きたいところが見つかれば入学1年目くらいまではなんとかなると思っています。
その後のことはまだ決めていませんが、共済以外から捻出することは可能になっているので、そのあたりはあまり心配していません。
今後の共済貯金の使い方は
さて、私の共済貯金について、当初の目的は終わりました。
では、今後の使い道について、考えていきます。
今後の使い道は、ありません。
まず1番のネックは給料天引きオンリーであることです。
給料天引きはすごく優秀なシステムですが、正直給料の中での余剰資金は現在投資に回しています。
私が行っている投資よりも利率が低い以上、預け入れする理由がありません。
次に、引き出すのに時間がかかるのも問題です。
私が共済貯金を利用するにあたって、自分で選択のための勉強時間などを使うことなく国債を購入できるという点で言えば、脳死で入金できるのでいいのですが、国債ETFの方が利率がいいですし、今はリスクをそこまで抑える時期ではないので、国債に手を出すことはないでしょう。
最後に、退職すると引き出さなければいけないこともあって、私の人生設計上、現時点で教育資金以外の使い道がありません。
共済貯金は資産の準備期間に使えるだけ使った方が良い
銀行に預けて資産を作っていくという人からすれば、共済貯金に入れてしまった方が効率がいいのでおすすめです。
資金が貯まったら投資に回して投資したお金がお金を産んで、というサイクルができるまでの最短ルートだと思います。
このルートが生まれたら、年齢や状況に応じてうまく使い分けていくことが一番いい使い方なのかもしれません。
資産作りのことを考えるのは楽しいので、自分の人生設計がより良いものになるようにしていきたいですね。
5月の試算公開からは528万円を共済貯金として計上していく予定です。
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